パーちゃんの話
うちにはパーちゃんという名の旦那がいる。
旦那にも霊感強い妙な友達がいる。
新築のうちに来て、「ふーん、変なもんいなさそうだから、とりあえずよかったじゃん!」っていうお褒め?の言葉をいただいた。
パーちゃんは憑依体質とかいうやつらしく、そのお友達といるとなんか変なのが乗り移る系らしい。
高校時代、面白半分で友達何人かと一緒に心霊スポットのどこかのトンネルに行った際、ビビリのパーちゃんは、車の中に残り鍵をロックしていたそうだ。
そして寝ていたという。
友達たちが、何事もなくトンネルから帰還すると、パーちゃんが、ボンネットの上で寝ているという、わけのわからない状況だったそう。
しかも車の鍵はロックされてたらしい、。
パーちゃんの顔は女の顔になっていたと。。
(そっち系じゃないよ)
友達は、やばいと思って急いでパーちゃん連れ帰り、パーちゃんの両親に事情を話し大量の塩を浴びせられシャワーで水浴びしたとのこと。
その後は何もなかったそうで、今も元気にカレーを食べてる。今でも怖いのは嫌いらしい。気味悪いとこにはぜったい近づかない。
パーちゃんは、何かしら連れ帰ってくることが多いらしい。
本人はもともとエネルギッシュだから別に平気なんだろうけどさ。
面白半分で行ってはいけないところがあるのは事実みたい。夏休みお気をつけて!
不思議な話
小さな頃の話。
田舎に住んでいた私は、たくさん近くに親戚がいる状態だった。
そんな親戚の何名かは"見える"人が結構いて、それが普通の環境だった。
曾祖母が亡くなった時。親戚が集まって、みんなで合掌したらばーちゃん上がってったねーなんて和気藹々と話してるのは、何も見えない子供のあたしからしたら、ふーんそーゆーもんなのかーと思っていた。
あの店の店員には何か憑いてるからあの店に行っちゃいけないとおじさんに言われたり、
夜中にやってくる"客"をうるさいと一喝して追い出したという叔母の話だったり。
何かとそういう現象に近い場所にいたと思う。
あたしは見えないので、
高熱を出すと、
自分を自分が見てる現象。あれが起きるんです。
熱せん妄と言われたらきっとそうですわ!っていう感じです笑笑
確信も証拠もないのでね。
あと、仕事上病院で働いてるのですが、亡くなる方の部屋には黒い人が入っていきますね。
これも確信もなく証拠もないので、あ、そろそろなのかなと思いますが、人が亡くなることは自然なことなので別に怖くもなんともないですね。出来れば見たくないタイプなので。怖いの嫌い。
今後見えることがなければいいんですが、家系だったらやだなと思います。
よく息子も誰もいない電柱に手を振ってたなーとか、天井の端にオレンジのがいるっ!って騒いだりしてたんですが、きっと巨大オレンジのお化けだったと信じてます!
自分より自分のことを知ってる子
20代の頃は、仕事のストレスを買い物で発散!
自分を飾ることでそれは何となく楽しかったし、派手に着飾って友達とワイワイ飲み歩くのも大好きだった。
でも、ワイワイガチャガチャしてる環境って、自分あまり好きじゃなかったんです。
仲間内で行くカラオケは楽しいけど、そこに友達の友達とか、ちょっと距離の遠い方がいると、楽しめない。。ワガママだなーと思ってました。
知らない人と絡むのも得意ではない、お店の店員さんに話しかけられるのも苦手でした。
人との距離が近い、電車も乗りにくく、今も好きではありません。
あれ、ストレス発散のつもりが、ストレス溜まることばかりしてる!
そんな生活の端で、休みの早朝、カフェで友達と朝ごはんを食べるのが、たのしくて、心地よくて。
しばらくそんな休みの過ごし方をしてました。(流行りの朝活ですね)
その子はおとなしそうな黒髪ストレートの綺麗な子だったので、派手派手だったあたしとつるんでるのを不思議に思っていた友達もいたそうです。
趣味とかが合うわけでもなかったと思います。相手が合わせてくれてただけなのかなぁ。半ば強引に連れ回してる感あったのかなぁ。なんて思うんですけど、、
その子があたしの誕生日にくれたのは、真っ白なお茶碗と小鉢でした。
そのプレゼントが嬉しすぎたのを覚えてます。
まず、こんな見た目の人にそんなプレゼントをくれる人いなかっただろうっていうのと、
その子はあたし以上に、あたしのことをよく知ってくれていたのだと思いました。偏見とかで人を見てなかったんですね、すごく素敵な子。
それから15年以上経ち、ほぼ、真っ白な食器たちに囲まれて暮らしてます。もちろんお茶碗と小鉢も愛用中です。
夏休み
忘れられない思い出
小学校入学当時のはなし。
自分でいうのもなんだが、田舎の中ではちょっとした神童扱いされてた時期があった。(らしい)
というのも自分では意識したことなかったが、大人から見たら、"しっかりした子供"という程度のものであったのだと今は認識している。
そんな自分は、こういっては失礼だが、一般的にちょっとした問題児、"ちびまる子ちゃんに出てくる山田"のような男の子Nくんと、不思議とウマがあった。
Nくんは、夏休みの工作で、割ばしをえんぴつ削りで削り、先をマジックで塗って鉛筆をつくり、提出する少し変わった人物であった。
側から見たらおそらく、かなり奇妙な組み合わせであっただろうが、2人でよく遊んでいた。
そんなある日、家の裏の砂利で、2人で綺麗な石を探そうということになり、学校から帰ると何時間も2人で砂利を眺めている日があった。
夕方、必死に探したが、なかなか見つからなかった。
今日はもうダメか。。と思ったとき、N君が叫んだ。
「トルコ石だっっ!」
彼がいうには、表面が、つやつやな真っ白なその石は、トルコ石という石らしい。聞いたことのない、そんな貴重な石がこんなところに!
空も飛べるというのだ。
そんな貴重な石をNくんは私に手渡し、カッコよく去っていった。
必死に探した甲斐があって、私は"トルコ石"を手に入れた。
もちろんそれはトルコ石なんかではなく、ただの石であった。
しっかり、その歳で詐欺にあったのだ。
しかし、なんらかの見返りを求めるわけでもないNくんは、がっかりしていたあたしを不憫に思ったのか、きっと彼の優しさであったのだと、いまは思っている。
ただの綺麗な石は、しばらく机の中の宝物になった。
職場っていろんな人いるよね
学生時代は、自分の仲良しとだけ付き合えばなんとなくうまく回ってませんでしたか?
あたしは、女子同士のマウントなどにあまり影響はない環境であったので、(たぶん)我の強いタイプの方とあまり接点がなかっただけなのかな?
社会に出てマウンターと出会う出会う。笑
そして周囲にそういう方のいない環境で育ってしまったので、耐性ができてなかったんですね。
初めは「なんだこの攻撃は!」と思い驚愕。
それから自己嫌悪に走ってしまいました。
「あー、あたしの仕事っぷりがいけないのね」と。
今思えば理不尽な事ばかりだったのですがね。
あたしがしたのはまず自責ですね。
そしてその時は逃げることが精一杯でしたね。
今思えば相手方の単純な嫉妬心だと思います。
男性の前でころっと態度変わるとことか、ほんとに許せない感じでしたけど笑笑
どこにでも出没するマウンター。気にしないで済む方法は、同じフィールドに立たないってことですよね。
自分軸で考えたり、冷静に状況を俯瞰できれば、しっかりおかしいと思えますね。
可哀想な人、人を下げることでしか自分の価値を高める方法がないんです。
そのような人の周りには、誰も寄り付かないでしょう。おそらく友達も少ないでしょう。なので、自分の居場所、職場という場所で、自分の地位を守ることで精一杯。精一杯のマウントです。
会社側は、辞めさせることができないのもちゃんと理解した状態で、堂々とマウントとって、人々に迷惑かけます。
厄介ですね。
お局様には多いんじゃないんでしょうか。自分は偉いと仕事ができると勘違いされてる方。
会社にいる限り、1人の力じゃどうしようもないでしょうに。
ポーンと会社から出されてしまえば、もはや何者でもない迷惑な人って感じですね。そのうち自分の身のふりを考えざるを得なくなってしまうでしょう。
自分の気持ち忘れてませんか。
仕事人として自分を出せない環境に身を置いてると、自分が誰だかわからなくなってくる気がします。
子供の頃の自分とか、自由に生きてた学生時代とか、そういったものを忘れ去って、押し殺していろんな人が社会に馴染んでいくために、個々を忘れ去っていく、、そんな感じがしますよね。
「あれ、こんなことしたかったんだっけ?」と、振り返ると、自分が何が好きで何がしたかったかなんて、思い出せもしないんじゃないかと思います。
あたしは三児の母で、兼業主婦です。時間に追われて、自分の気持ちを置き忘れてしまうことが多いです。
子育てしてると子供から教わることもあり、「そうそう、この遊び好きだったなー」とか、ふと思い出してワクワクしたり、忙しい中でもそういう感情は大切にしていかないといけないなと感じる毎日です。
忘れ去られた自分はそのうち悲鳴をあげます。
蔑ろにせず、しっかり声を聞いてあげないと。
ひどいと身体が動かなくなることがありますよね。
仕事を頑張ってる方、特に新人さんは、日々辛い思いをしてると思います。
頑張って頑張って走り続ける力のある方も中にはいるでしょう。でもそうでない方がいるのも事実です。途中リタイアでも、逃げることになっても、周りから何を言われても自分の気持ちに正直に生きれることが本当の強さだと思います。
世界は優しさで溢れている、けどそれを見落とすようになったのは大人になってからだと思いませんか?